ソーイングビーの50年代風ワンピースを作る! 縫い合わせ編2(裏地付き手縫いVer.)


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ソーイングビーで出てきた50年代風ワンピース(walkaway dress)を作ります。

型紙については別記事で紹介しているので、「①型紙編」をご覧ください。

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材料

  • 表布(インド綿を使用 90㎝幅6mでぎりぎりでした)
  • 裏布(東レのサップ)
  • バイアステープ (だいたい4.5m)
  • ボタン 12mm程度を4個

番組内でデボラが張りのあるコットンがいいと言っていましたが、お店に行ったら素敵なインド綿が安売りになっていたのでこの布で作ります。


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薄くて透けてしまうので、ベージュのサップで裏布も付けてみます。

 

作り方

※独学で作っているので正しい作り方とは違う可能性があります。

薄い布をミシンに噛ませずに縫う自身がないし、ミシンを出すのがめんどくさいので、布ループ以外は手縫いで縫っています。

 

1. 前身頃のダーツ

前身頃のダーツ6か所を縫い合わせます。表布のダーツが縫えたら、裏布も同じように6か所縫い合わせます。


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表裏のターツが縫えたら、縫い代を表と裏で反対の向きに倒しアイロンをてアイロンをかけておきます。

 

2.後ろ身頃のダーツを縫う。

後ろ身頃のダーツを2か所縫います。

三角じゃなくて縫い目が平行なダーツは初めてなので、これで合っているのか不安になりながら縫いました。完成しましたが、上端は開いています。


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裏布の後ろ身頃も同様にダーツを縫い、アイロンをかけておきます。

 

3. スカートを縫い合わせる

スカートの後ろ中心になる部分を、袋縫いで縫い合わせます。

スカート(表布)を外表に重ねたら、並縫いで縫い合わせます。端まで縫えたら、ほつれた部分を切ってから中表になるようひっくり返します。

布端ギリギリの所を並縫いで縫っていくと、袋縫いの出来上がり!縫い代が中に入ってほつれてきません。

裏布のスカート部分も同様に縫い合わせます。

 

 

4. 後ろ身頃とスカートを縫い合わせる

後ろ身頃の表布と裏布、スカートの表布と裏布をそれぞれ外表に重ねます。

このとき、縫い代やダーツは表布と裏布で逆の方向に倒します。

 

スカートと後ろ身頃も袋縫いで縫い合わせます。

表布と裏布を重ねた状態で(表布を見たときに)外表になるようにしたいので、上から見ると、スカート表布(表)、スカート裏布(表)、後ろ身頃裏布(裏)後ろ身頃表布(裏)の順番になるように重ねます。

 

ワンピースの後ろ半分ができました。


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5. 肩をはぐ。

肩を縫い合わせて、前身頃と後身頃を合体させます。


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前・後ろ身頃共に、裏布を重ねた状態で袋縫いにしています。

 

6. 前身ごろ(下スカート)の脇を縫う

もともとのWalkaway dress では、三つ折りで処理してあるのか、バイアステープで処理しているのかはっきり分からなかったので、三つ折りで処理しています。

バイアステープ前に縫った方がいいかと思ったのですが、バイアステープ後に裾と一緒に処理するのでもよかったかもしれません。

 

7. 裏地の裾の処理

本来だと裾は一番最後に処理する場所ですが、スカートの端を表地と裏地で別々に動くようにすると上側に来るスカートの裏地がはみ出て見えてしまいます。表地と一緒にバイアステープで包んで回避しようと思うので、先に裏地のみ裾の処理をしてしまいます。


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三つ折りにしてアイロンをかけたら、並縫い

で縫い止めて行きます。

 

8. 布ループを作る

布端をバイアステープの中に入れたい&ボタンを留めて裾が水平か確認したいので、ここで布ループを作ります。

番組ではバイアステープを折っただけのものを付けていたようですが、少し手を加えて布ループにします。

使うものは、バイアステープと細いストロー(200mlの紙パック飲料についていたもの)、爪楊枝です。


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バイアステープを1回開いて、縫い代の真ん中のあたりをミシンで縫います。


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真ん中を切り離して、縫い代をできるだけ短く切ります。

 

細いストローを通して、爪楊枝などの細いものをガイドにひっくり返して行きます。


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押し込むのではなく、爪楊枝で端っこを押さえてひっくり返すイメージです。

 

9. 布端をバイアステープでくるんでいきます。

襟ぐりとスカート~肩~スカートの布端をバイアステープでくるみます。

布ループがずれないように軽く縫い留めてからバイアステープを縫い付けていきます。(脇の下の開きが多すぎて布を足したい場合は、ページ最後の「アレンジしたところ」のパネルも縫い留めてからバイアステープを付けてください。)

 

バイアステープを中表になるようにおき、折線より少し外側を縫い付けます。

 

縫い代をバイアステープでくるみ、表から縫い目の際に落としミシンのような感じで縫いました。


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見える部分が1cmだと手作り感が強くなってしまうので、 7mm程度に狭くしています。

 

10. ボタンを付ける

普通の順番だとボタン付けは最後だと思うのですが、裾野処理の際に実際に着て裾が伸びていないか確認したいので、先にボタンを付けます。

後ろ身頃(着た時はお腹に来る)に3つと前身頃(着た時は腰)に1つボタンを付けました。

 

11. 裾の始末

スカートがバイアスになっていて伸びてしまうので、三つ折りにして縫う前に裾が水平になるよう整えます。

1番くらいハンガーにかけた状態で置いておいたら、着てみて裾が水平になっているか確認します。

布が伸びて裾がぐにゃぐにゃになっていたので、床から同じ高さのところに細かくまち針等で印をつけたら印に合わせて切って裾が同じ高さになるようにします。
(自分ではできないので、誰かに手伝ってもらって印をつけます)

 

12. 完成


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アレンジしたところ
  • ボタンループを、バイアステープそのまま→布ループに変更
  • 脇の下の開きが大きかったので、布を追加

着た状態で脇の下の開き具合を確認。

開きの逆三角形の大きさに、上側は1㎝、左右は2㎝プラスした大きさの布を4枚用意する。

中表にして2枚を合わせ、胸側になる辺以外の2辺を縫う。

 

表に返して、先ほど縫った2辺の端から少し入ったところを縫って押さえる。

縫っていない辺を前身ごろの付けたい位置に留める。


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パネルと後ろ身頃にスナップボタンか面ファスナーを付ける。

 

 

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ソーイングビー 50年代風ワンピースのアレンジいろいろ

ソーイングビーの50年代風ワンピース、walk-away dress の作り方を調べていたら、いろんなアレンジを見つけました。

留め方を変えたりポケットを付けたり、役に立ちそうなものも多かったので、どんなアレンジがあるか紹介します。


作り方はこちら

 

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スカートだけ布を変えて

 

ボタン→リボンに変更

前後の留めをボタンとボタンループではなく、リボンで結ぶように変更。食べすぎちゃった時にも調節できて良さそうです。

Walkaway Dress - Butterick 4790

 

リバーシブルに

リバーシブルで着れるDay to night dress。

前身頃を留めるリボンを後ろ身頃に開けた穴から出して、わざと見せるようにしています。

 

ポケットを追加

ポケットのないワンピースは作らないとのことで、スカートを半円×2から1/4円×4に変更し、接ぎ目にシームポケットを追加しています。

また、前身頃のボタンループ(背中側)を髪ゴムに、後ろ身頃のボタン+ボタンループをスプリングホックに変更しています。
オス・メスが交互に並ぶように付けると外れにくいんだとか。

 

アンダースカートにパッチポケット追加した人も。

ボタンループもボタンホールに変更しています。

ポケットを作っているところはは7:42頃から

 

はぐれメタルのファブリックウエイト

スライムとキングスライムのファブリックウエイト(洋裁用文鎮)を作ったので、今度ははぐれメタルのウエイトに挑戦です。

 

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目次

材料

  • 伸縮性のある布(灰色)
  • 手芸綿
  • 重し(小石、ぬいぐるみ用重し等小さくて重いもの)
  • フェルト(顔用)

 
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ちょうどいい布が見つからなかったため、100均で見つけた灰色の靴下で作っています。片方は足裏側、もう片方は甲側で切り開きました。
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重しはスライムと同じ100均のカラーサンドです。

 

作り方

1. 重しを作ります。

不織布に作りたいスライムの形を描きます。外側はぐにゃぐにゃ、内側には丸を描いてドーナツ型にします。

もう1枚の不織布と重ねて縫い合わせ、間に重しとなるガラスサンドを詰めます。f:id:spermwhale:20220615133743j:image

使っているうちに偏らないように、ところどころ縫い合わせて仕切りにしています。

 

2. 通常のスライムと同様に丸い重しも作成し、メタルスライムの真ん中部分にします。

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3. 重し、底側(足裏側で開いた靴下)、上側(甲側で開いた靴下)を重ねたら、返し口を残して周りを縫います。f:id:spermwhale:20220614204459j:image

4. カーブの縫い代に切り込みを入れ、返し口からひっくり返す。

 

5. 返し口から綿を薄く詰めたら、返し口をコの字とじで縫い止めます。

 

6. フェルトで目と口を作ってアップリケします。f:id:spermwhale:20220614204516j:image

※靴下の踵そのままだと七福神の福禄寿みたいだったので、頭を少し短くしています。

 

7. 泡の部分を作ります。

余った布を丸くぐし縫いして絞ったら、ひらひらしている部分を短く切って、ボールのような状態にします。f:id:spermwhale:20220614204536j:image

綿を少し入れた大きめのものと、何も入れない小さめのものを好みの数作ったら、本体にバランスよく留め付けて完成!


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底が広いので普通のスライムより押さえてくれると期待していたけど、もうちょっと重さがあった方が重しとしては良さそうです。

底に重くて平らなものを入れてもいいかもしれません。

 

 

 

ドラクエスライムのファブリックウエイト


何年も前のツイートですが、かわいいスライムのぬいぐるみが簡単に作れると知りました。

ちょうど型紙を写したり裁断するときに使う文鎮(ファブリックウエイト)が欲しかったので、こちら↓のサイトを参考に、スライム型の文鎮を作ってみます。

 

目次

材料

  • 伸縮性のある布
  • 手芸綿
  • 重し(小石、ぬいぐるみ用重し等小さくて重いもの)
  • フェルト(顔用)

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100均で購入した、布と観葉植物用のガラスサンドを用意しました。

 

作り方

1. 布を10×20cmにカットする。


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2. 二つ折りにして、縫い代1cmで縫い合わせます。毛流れのある布の場合はこのとき、毛が輪の辺もしくは縫う辺から反対側へ流れるような向きになるよう注意。

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3.縫っていない2辺を、カーブにカット。f:id:spermwhale:20220613134809j:image

4. 重しを用意します。不織布を適当な大きさに切り、丸くぐし縫いをする。f:id:spermwhale:20220613135845j:image

5. 中央に重しになるガラスサンドを適量置いたら、4の糸を引いて巾着状にする。f:id:spermwhale:20220613202006j:image

6. 4の周囲をぐし縫いにしたら、5で作った重しと綿を詰める。※糸は玉止めをせず長めに残しておく。

頭の尖った部分には綿をあまり詰めず、下部に横に広げるイメージで詰めるときれいなスライム形に。

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7. 周囲をぐし縫いにした糸を引いて、詰め口をとじる。

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8. フェルトで目と口を作り、アップリケしたら完成!


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スライムの形も顔もシンプルな分、バランスがとても難しいです。

 

おまけ

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大きなサイズで作り、王冠とほっぺを付けるとキングスライムになりますよ。

 

はぐれメタルも作れます!

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ソーイングビーの50年代風ワンピースを作る!型紙編

 

友達が面白いよと紹介してくれたソーイング・ビー。ソーイング・ビー2の第5回で出場者たちが作っていた50年代のワンピースが気になったので、いろいろ調べてみました。作り方が載っている本やも型紙も見つけたので紹介します。

ソーイングビーやワンピースのことは分かってるから、作り方を早く!という方は以下の目次から飛んでください。

ソーイング・ビーって?

イギリスBBCで作成された、アマチュア裁縫家たちが各回出される課題に合わせて洋服を作る、裁縫バトル番組です。バトルといっても、他の人と競うというよりは、自分の力をどれだけ出せたががカギになります。

初見ワンピースを布を選ぶところから4時間で作れと言われたり、水着やスポーツウェアなどの特殊な布を使う課題があったり、作りなれていないとかなり大変そうですが、見ている分にはすごく面白い(笑)

私がNHKで見たソーイング・ビーは本家BBC Great British Sewing Bee を短く編集したものらしく、裁縫の細かい部分はカットされているようです。その分特に裁縫が趣味でない人にも楽しめるようになっているみたいですが、どうやって作るのか元のバージョンで詳しく見てみたい!残念ながら、BBC iPlayer で公開されている動画はイギリス国内じゃないと視聴できないようなので、どこか別のところで見れないかなーと考え中です。

 

どんなワンピース?

私が気になったのは、ソーイング・ビーだと2の第5回、Great British Sewing Bee だとSeries 3, Episode 3 で出てきたワンピース (walk-away dress)。巻きワンピースとでもいうのでしょうか?前身ごろを後ろで、後ろ見ごろを前で留めて着る、絞ったウエストとゆったりしたスカートが特徴のワンピースです。

 

型紙

型紙はこちら

 

Walk-away dress のキーワードで検索すると、番組に出ていたワンピースを作って着ている海外の方の写真や、作り方を説明する動画がたくさん出てきます。

そんなにたくさん作っているのなら、型紙が公開されているのでは?と思い調査を調べると、番組で出てきた画像を見つけました。Butterick B4790 Misses' Walk-Away Wrap Dress として売られています。(口コミには、50年代のサイズだから調節が必要というものや、袋の絵では胸からウエストのバイアステープのラインがV字だけど、パターンは写真のようなU字だ、というようなものがありました。)Amazonでも同じものを売っていました。

この後分かったのですが、Great British Sewing Bee を書籍化したもの(The Great British Sewing Bee: Fashion with Fabric)が出版されています。検索途中にこの本のダウンロード版型紙のサイトを偶然見つけてしまったので、以後この型紙を使っています。

推測で作っている部分もあるので、英語が分かる方やわからなくても作れる自信がある方は、本やButterickの型紙購入をお勧めします。

 

作ってみよう!

1. 型紙を写す

50枚に分かれているA4のPDF型紙を印刷&切り貼りしたし、自分と友人の分2着を作りたいので、元の型紙を切りたくありません。イギリスサイズがうまく合うかも不安なので、どなたかのブログで見かけた、ダイソーの園芸用不織布に写してみました。

写真

一緒に印刷してある corset gown には「縫い代を含む」と書いてあるので、何も書かれていない walk away dress には縫い代が含まれていない想定して、縫い代を足していきます。

水色部分はバイアステープでくるむので縫い代なし、オレンジ色には縫い代を付けます。何も色を付けていないところは三つ折りしする分の縫い代を付けようと思います。

 

2. サイズが合っているか確認 重要!

ダーツと縫い代部分をまち針で留めて、実際に着てサイズが合ってるか確認します。

不織布で柔らかいので、スカートの雰囲気も分かります。

 

着てみると・・・私も友人も胸のサイズが合わない・・・
肩やウエストは合っているのに、2人とも胸の一番高い部分が1㎝くらい浮いてしまいます。どうやら胸ダーツが高すぎるのが原因のように見えるので、ちゃんと添うようにダーツの位置を調節します。

 

3. ダーツ位置の調節

ダーツのまち針を取って着たら、自分の胸の一番高いところ(バストポイント)に印をつけます。

どのサイズでもダーツの大きさは同じようなので、横向きのダーツはさっき付けた印の横4㎝ほどのところに先っぽが来るように、胸下のダーツは印の真下に先っぽが来るようにダーツを書き直します。
(もともとの型紙では2.5㎝くらいのところに先っぽが来ますが、とがりすぎて私にはうまく合わなかったので、バストポイントから少し離しています。)

 

4. サイズの再確認

もう一度まち針で留めて着てみます。ちゃんと合っていれば型紙完成です。

 

続きはこちら

 

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余った布が邪魔にならない&手垢もつかない刺繍枠カバーの作り方

半年ほど前からHAED(Heven and Earth Designes)の全面刺しクロスステッチに挑戦しているのですが、久しぶりに枠から外してみると、枠の角に当たる部分が汚れてしまっていました。

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写真だと分かりづらいですが、手垢のようなものが付いてしまっています。

 

今までの刺繍は1〜2ヶ月で完成することが多かったので、気になるほどの汚れは付きませんでしたが、やっぱり期間が長くなると汚れも付いてくるみたい。
まだまだ完成はしないので、HAED挑戦を考えていたときに海外ステッチャーさんのブログで見た、カバーを作ってみようと思います。

こちらのサイトを参考にしました。

Qスナップカバー/grim gurd(ほこりよけ?手垢よけ?)として紹介されていて、四角いQスナップ用だけでなく、丸枠でもサイズを合わせれば使えるみたいです。

 

材料

  • 好みの布
  • ゴム紐
  • 縫い糸

サイズ

使っている枠や作る作品の大きさによって調節します。

布の長さ

枠の4辺の合計+2インチ(約5cm。縫い代と角の余裕分)

布の幅

どの大きさでも共通で8インチ(約20cm)

ゴム紐の長さ

4辺の合計÷2にプラス縫い代1〜2cm

 

作り方

1. 端同士を縫い、大きな輪っかを作ります。

2. ゴムを通す部分を作ります。長い方の端を三つ折りにしてアイロンをかけたら、ゴム通し口を残して1周縫います。

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f:id:spermwhale:20220407073403j:plain片方ができたら、もう片方も同じようにします。

3. ゴムを通したら、両端を重ねてまち針や安全ピンで留めます。縫い留める前に枠に被せてみて長さが合っているか確認してください。大丈夫そうなら両端を重ねて縫い付けます。

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4. 両側にゴムが通せたら、刺繍枠に被せて完成!

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インチ→センチの計算を間違えて幅15cmくらいて作ってしまいましたが、端っこが隠れなくてちょうどよかったかもしれません。


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こんな感じで余った布を収納できるので、刺しているときに布端が邪魔になりません。

私の場合は枠から出ている布が長いところでも15cmくらいなので大丈夫でしたが、大きな作品を作っていて布が沢山はみ出している方は、長さと幅のゆとりを多めに足してください。

 

一緒にどうぞ

レンジであったか♡ ヤクデ玄米カイロの作り方

友人の「ヤクデが好きでぬいぐるみが欲しいんだけど、売って無いんだよね」という言葉を聞いて、創作意欲がむくむくとわいてきました!


作りたいけど完成品は別にいらないことが多い私にとって、あげる先があるというのはまたとない機会。作りたいと思った勢いで実際に作っちゃいました!

 

 ※平日はミシンを使えないため、ミシンで縫う部分をできるだけまとめて作業しています。ファスナーを付ける前にお腹の模様を付けたりした方がやりやすいかもしれませんが、実際に私が作った順番で紹介しています。

 

ポケモン図鑑によるとヤクデは「ほうねつポケモン」。寒いときやお腹が痛いときに温めてくれるといいんじゃない?ということでお腹の中身を玄米カイロにしてみました。
たまたま家に玄米があったので玄米カイロにしましたが、小豆でも大丈夫です。

 

材料

  • フリース 赤
  • フリース 赤茶(背中用)
  • フリース 黄色 (ヒゲ?、お腹と頭の模様用)
  • ファスナー 茶色
  • フェルト 薄い黄色 (白目用)
  • フェルト 赤茶 (黒目用)
  • 手芸綿
  • カイロ用の布(綿)
  • 玄米または小豆

 

0. 型紙作り

オリジナルのぬいぐるみを作る場合は、粘土で作りたい形を作る→粘土をラップで包んだ上からテープをペタペタ→テープを切り取り平らに広る→紙に書き写すという流れで型紙を作るようですが、ヤクデはほぼ四角。型紙は作らず四角の布をつなげて作ります。

 

平日はミシンが使えないため、ミシンで縫うところを先にまとめて縫っています。
胴体の模様をつけてから脇を縫った方がやりやすい等あると思いますが、私が作った順番で説明していこうと思います。

 

1. 胴部分の装飾

腹側(赤)と背側(茶)に4本ラインを入れ、節を表現します。ヤクデは頭とお尻の間に5つ節があるので、4本縫い目を入れます。
(ミシンの3重縫いというのを使いました)

 

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2. ファスナーをつける

ファスナーが見えないように、背中側の布がファスナーに被さるように縫い付けます。この時1でつけた節(縫い目)が腹側と背側でずれないように注意!

 見えないファスナーの縫い方について | 初心者さんの洋裁教室 Himawari (ameblo.jp)
を参考に作りましたが、縫い代をぎりぎりにしすぎて少し失敗してしまいました… 

 

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3. 頭・尻と胴をつなげる

頭用布と尻用布をそれぞれ縦半分に折り、片側を1cmの縫い代で縫う。縫った側がファスナー側にくるようにして、胴体と縫いつける。


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脇がズレないように注意して…

 

4. 顔としっぽ?を作る

目とヒゲ、ヒゲと同じ形の尻尾?を作って頭に縫い付けます。

 

目は少し黄色が入ったフェルトに、赤茶のフェルトをアップリケして黒目を表現。目の縁に刺繍をします。

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まだ片目の上側だけステッチをした写真ですが、ぐるっと1周ステッチをかけていきます。
本当はジグザグミシンの幅を調整してきれいにしたかったのですが、うまく調整できなくて断念…。手縫いでサテンステッチの要領で刺繍しました(ガタガタですが・・・)。

 

ヒゲと尻尾は、ヒゲの形に切った黄色い布を中表に重ね、一周ぐるっと縫う。裏側の半分より少し上に切り込みを入れ、ひっくり返す。返し口をとじ、とんがった部分のみ本体布に縫い付ける。

 

しっぽも同様に、反対側に縫い付ける。

 

口を刺繍し(アウトラインステッチ)、後述の足と同じ方法で作った牙を縫いつける。

 

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5. お腹と頭の模様をつける

黄色のフリースをドーナツ形に切り、腹側の各節の中心にくるようにアップリケする。
頭の三角形も同様にアップリケする。

 

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6. 脇を縫う

中表でファスナーとは反対側の脇を縫う。このときファスナーは開けておくこと!
閉じたまま縫ってしまうとファスナーを開けるのが大変です💦

 

7. 頭と尻の角を縫う

頭とお尻の角を、カーブをつけて縫う。

顔側ができるだけ平らなカーブにするとポコッと角が出ずきれいになるf:id:spermwhale:20210513185432j:image

8. 綿を詰める

表に返し、頭部分に手芸綿を詰める。

 

胴の縫い代を突き合わせ、コの字とじで閉じる。

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お尻部分も同様に。

 

9. 脚をつける

三角形の布を中表で2辺縫い止め、表に返す。

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残りの辺の縫い代を内側に入れ込みながらたてまつりで胴体に縫い付ける。

 

ポケモン図鑑を見ると、体の横ではなく角から脚が出ている。できるだけそれに近い位置に縫い付けます。

 

10. 縫い代の始末

気になるようなら、ファスナー部分の縫い代を折り込み、外に響かないよう縫い付ける。

 

これで外側は完成!

 

11. カイロを作る

中袋用布を横半分に折り、上下は全て縫い代1cm、横辺は上下からそれぞれ3cmずつを縫う。

 

袋を表に返し、4か所縫い合わせてポケットを5つ(=節の数)作る。


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各ポケットに同量の玄米を詰め、入れ口をコの字とじでとじる。

玄米カイロが完成。

 

 

塩や米ぬかも一緒に入れるようなのですが、友人宅には猫がいるのでかじっても大丈夫なように玄米だけにしました。

 

12. 完成!

ヤクデのお腹に玄米カイロを入れたら完成!
想像していたよりもかわいい・・・♡

 

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やせいの ヤクデ が あらわれた

奇跡的に自立しました!

 

温めるときは中のカイロだけレンジでチンします。

 

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作っている途中で、ヤクデのぬいぐるみの発売発表がありました。 

正直私のヤクデの方がかわいい…ゴニョゴョ